「エポキシ樹脂コンクリート工法」について

「エポキシ樹脂コンクリート工法」

はじめに

現在、既存コンクリート構造物は適切な管理と補修によって寿命を延ばすことが時代の流れであり、いわゆる「持続可能な発展」(Sustainable Development) を目指す時代へと変わりつつあります。 「樹脂コンクリート」はこの「持続可能な発展」を実現することのできる重要なツールとなるものです。

この時代の変化に対応して、当社ではこれまで土木工事におけるエポキシ樹脂の利用法について様々な研究を続けてきました。 その結果、神奈川県産業技術総合研究所(現在:神奈川県産業技術センター)のご指導により利用性に優れた当社独自のエポキシ樹脂コンクリートによる様々な新工法を開発し実用化を開始しました。  これにより従来のコンクリート工法では不可能だった箇所の施工やエポキシ樹脂コンクリートの強度を生かした工法、即日開放が可能な即効性のある工法など様々な新工法が次々と生まれ、官公庁並びに各企業様に採用頂いております。


エポキシ樹脂コンクリート工法の特異性と優位性

1.接着性
エポキシ樹脂コンクリートは従来のコンクリートでは剥離してしまうような薄層の盛り付けにも対応でき、クラックへの注入やガラス繊維・炭素繊維・鉄板等の貼り付けを併用することでよりコンクリート構造物の強度を回復させることができ防食効果にも優れています。 また着色が可能なので補修、補強以外にも塗装材、舗装材として利用することで外観を変え、綺麗に見せることができます。 エポキシ樹脂コンクリートの特性を生かした「クイック・リバース工法」(側溝非破壊改修工法)はコンクリート殻を発生させることなくリサイクル時代に適合した環境に優しい施工を実現します。(当社特許) また、この工法では既設側溝を全撤去して新規に造り替える場合に比べ少ない予算で大幅な工期短縮を可能にします。 さらに、工事に必要なエリアが狭いので歩行者や車両の通行への影響も最小限に抑えることができます。

2.強度
エポキシ樹脂コンクリートは従来のコンクリートに比べ軽量ですが約2倍の圧縮強度を有し、施工後数時間で普通セメントの「28日強度」を上回り、24時間で最大強度の約80%、7日間で最大強度に達し、以後その強度を持続し続けます。 また、普通コンクリートの弱点である引っ張り・振動にも強く、特にコンクリート構造物で問題になっている中性化、アルカリ骨材反応、塩害等による劣化がありません

3.作業性
エポキシ樹脂は硬化剤、添付剤の組み合わせにより硬化時間や柔軟性を調整することができます。 また、硬化の速度が極めて速く即日開放が可能であるため交通や周囲に及ぼす影響を最小限に抑えることができます。

4.その他
樹脂コンクリーは非常にデリケートで気温や湿度、構造物の状態に応じて一番適した樹脂配合、施工方法を選択しなければなりません。 そのためには深い知識と豊富な経験を必要とします。 樹脂コンクリートの配合調整と土木工事における樹脂コンクリートの利用方法を長年研究、開発してきた当社はその適切な樹脂配合と効果的な施工方法を選択し提供できる正しい知識と確かな技術を備えています。 その場その場に応じてこれまでのコンクリートでは不可能だった様々な施工法を新たに提案するすることもできます。 現在苦慮しておられる現場や満足のいかない施工にも今までとは全く違う発想でご提案できる新工法です。

以上のようにエポキシ樹脂コンクリートの優れた特性は、普通コンクリートにはない新しい工法や構造物の適切な維持管理を可能にします。 さらに樹脂コンクリート工法は、現在ある構造物を造り直さずに補修再生、強化することによりライフサイクルコストの削減と資源の有効活用を実現し、かつ、今日のリサイクル時代に適合したまさに「持続可能な発展」を目指した工法です。 時代の流れに呼応した当社の新工法の採用をご検討下さいますようお願い申し上げます。


当社の技術開発と樹脂工事の専門性について

当社が樹脂工事の開発に着手したのは昭和37年に遡ります。 当時、「出雲式浄化槽」の事業化に伴いコンクリート部材の組立に使用する樹脂の研究を行っておりましたが、研究を重ねた結果、神奈川県工業試験場の「強度試験証明」の取得に成功し、これにより神奈川県認定の「出雲式浄化槽」を世に送り出すことができました。  以来、通常施工が困難な場所に設置するコンクリート構造物に様々な方法で樹脂を活用してきました。 土木工事で使用するエポキシ樹脂の利用については神奈川県の技術支援制度によりここ数年専門技術者の派遣と技術指導をいただき、社内に試験設備を設置し研究を続けると共に数件の工法特許を取得しています。

樹脂を利用した新工法を採用するにあたって最も重要なのは樹脂の特性を充分に理解し熟知していることです。 樹脂と硬化剤、添加剤、補助剤の配合比の違いは微妙な変化を生じさせ、天候や気温も硬化や施工性に大きく影響します。 また、材料を管理・保管、配合するためには多くの備品を必要とし、作業能率の向上のためには専用の機械類も準備しなければなりません。 この様に日々試験、研究ができる設備と樹脂専用の特殊機械・工具を揃えていることが樹脂工事の専門業者の要件と考えています。 次に各種施工例をご紹介致します。

 

各種施工例はこちらをご覧下さい。

 

 

 

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